JICAジャイカ地球ひろば「多文化共生社会」企画展に行ってきました!地球ひろばってどんなところ?夏の自由研究にもおすすめ!

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「JICA地球ひろば」は、世界が直面する様々な課題や、開発途上国とのつながりを体感できる施設です。

見る!だけではなく、聴く、触るなどの「五感」をフルに生かして楽しみ、学ぶことの出来る「体験型施設」となっています。

「JICA地球ひろば」では、現在「多文化共生社会 知らない私に出会う」企画展を開催中です。

様々な展示で分かりやすく「多文化共生」への理解を深めることが出来る学びの多い施設でした。

今回は「JICA地球ひろば企画展」のプレスツアーに参加させていただき、一足先に展示を取材させていただきました!

「夏の自由研究」にも大変おすすめのテーマです。ぜひこの夏は親子で「JICA地球ひろば」へ遊びに行ってみてはいかがでしょうか?

目次

JICA地球ひろばとは?どんなところ?

「JICA(ジャイカ)地球ひろば」は、独立行政法人 国際協力機構が運営する体験型施設です。

地球ひろばは、全8か所にあるのですが、今回は「東京市ヶ谷」にある地球ひろばへ行ってきました!

多くの方々に開発途上国や国際協力の現状・課題などを知り、理解を深めることを目的とした施設になっています。

実際に国際協力活動を経験された方のリアルなお話を直接聞くことが出来たり、開発途上国の抱える課題や現地の暮らしを、見て・触れて・考える「参加型展示」でよりリアルに、深く学ぶことの出来る施設です。

たくさんの展示があり、子どもだけでなく大人も学びの多い施設となっているのですが、子供も大人も全て無料で体験することが出来ます。

2児のママ

企画展と常設展を交互に開催していますので、何度も行っても発見がありそうですね!

「JICA地球ひろば」を実際に体験してみた感想、口コミ

恥ずかしながら、私は「JICA地球ひろば」のことを今まで知らなかったのですが、行ってみてビックリ!!!

こんなに体験させてもらっていいの…??これも触っていいの…??というくらいに、全てが参加型、体験型なのです。

内容も分かりやすく、海外にルーツの少ない私にとってはとても新鮮で、学びや発見が多くありました!

しかも、参加費は無料です。

私のように都内に住んでいながら、この施設を知らなかった!という方も結構多いのではないでしょうか?

こんな素晴らしい施設があるなんて、今まで知らなかったのがもったいない…!というのが率直な感想です。

対象年齢は?小学生でも楽しめるの?

「世界が直面する様々な課題」や、「開発途上国とのつながり」などをテーマに扱っています。

異文化に触れる貴重な機会となりますね!

中学生・高校生におすすめなのはもちろんなのですが、一見すると難しそうなテーマです。

小学生や幼児でも楽しめるのかな…?難しすぎないだろうか…?という疑問も湧いてきます

実際に行ってみて、わかったこと

体験型展示でとっても分かりやすくなっているので、小学生や幼児でも十分に楽しみ、学ぶことが出来ます。

大人の私が行っても発見や学びがたくさんありました!

年齢によって、「感じ方や受け取り方」「発見や学び」に違いが出てきますが、それもまた面白いところかなーと思います。

子供でしか発見できない「子どもならではの視点」で見て回るのも楽しいと思います!

小学生や幼児は、見て・聞いて・触って、五感をフルに生かして楽しく学び、

中学生、高校生、大学生や大人は感じたことを仲間同士でディスカッションすれば、さらに学びを深めることが出来そうです!

JICA地球ひろばは、こんな方にもおすすめです!

夏の自由研究社会科見学にももちろんおすすめですが、

例えば、「海外留学」を目標としているお子さま、お子さまに「留学」をさせてみたいと考えているご家庭、

「海外や異文化」に興味はあるけど、具体的にどう行動したらいいのかわからない…と思っている方にもすごくおすすめの施設です。

学校や会社に、在留外国人の方がいるけど、今一つ仲良くなれないとか、仲良くなるきっかけがない…とお悩みの方も、まずは「異文化」に触れるきっかけを作ってみてはいかがでしょうか?

JICA地球ひろばの見どころ、おすすめポイントは?

数多くの体験型展示

この展示は全て触ってみても大丈夫です!
砂漠の砂にも触れる!

多くの展示が、「見る」だけでなく、触って、体感することが出来ます。

また、自分で考えて自分なりの答えを出す「参加型展示」も多く、誰でも楽しく学べます

異文化を見て、触れて、知ることが出来る

今まで知らなかった文化や、日本では馴染みのない文化を体験することが出来ます。

各国の民族衣装も着てみることが出来る

民族衣装を着て、記念撮影してみよう!

各国の民族衣装も着ることが出来ます。

国によって、素材や色使いなども違いますね!

自分のお気に入りの民族衣装を着て、記念撮影をすることが出来ますよ

「地球案内人(地球ひろばガイドさん)」の方々から、実際に話を聞くことが出来る

JICA地球ひろばには、「地球案内人(地球ひろばのガイドさん)」がいます。

実際に海外協力隊として現地にいったことのある方ばかりです!

わからないことがあったら、その場で質問してみましょう!海外ならではのエピソードなども教えてもらえるかも!

食を通じて世界を学べる「J’s Cafe」

チリ大使館お墨付きメニュー:ポジョアルベハド
エチオピア:ドロワット

展示を見て回ってお腹がすいたら、ランチを食べることも出来ます。

J’s Cafeでは、施設のイベントと連動したメニューを食べることが出来たり、エスニック料理や大使館お墨付きメニューなどもあり、「味覚」で異文化を感じることが出来ますね!

(画像引用:JICA地球ひろば)

JICA地球ひろば「多文化共生社会 知らない私に出会う」とは?「多文化共生」について知ってみよう!

「JICA地球ひろば」では、現在「多文化共生社会 知らない私に出会う」企画展を開催中です。

今回の企画展のテーマでもある「多文化共生社会」って何だろう?と疑問を持つ方も多いかと思います。

「多文化共生社会」のことを初めて聞いた人も、もっと理解を深めたい方にもとっても学びの多い企画展となっています。

「多文化共生社会」ってなに?

「多文化共生」ってワードを初めて聞いたな…とお悩みの皆様、ご安心ください!!

体験型施設となっているので、実際に見て・触れて・考えて、五感をフルに生かして理解を深めることが出来ます!

「スタンプラリー」形式となっていますので、難しいことはなく、楽しく参加することが出来ます!

なぜ今「多文化共生社会」について知る必要があるのか?学習の目的

今回は、「多文化共生の文化共創プログラム」第一人者である一般社団法人GiFT代表 辰野まどかさんから直接お話を聞かせていただきました!

現在、日本では在留外国人の方がすごく増えています。

皆さんの生活の中でも、学校や会社、地域社会にも在留外国人の方が増えたな、と感じることはないでしょうか?

予想よりもずっと速いペースで外国の方が増え続けているのだそう。一方で、日本の人口は減ってきているため、「日本のどこにでも外国の方がいるのが当たり前」という時代はもうすぐそこに迫っているのです。

在留外国人の方も多国籍化していて、様々な国の方々が増えています。

そんな中、学校は?社会は?私たちは?受け入れられる体制は十分に整っているのでしょうか?

国籍の数だけ存在する国ごとの「価値観」を理解することが出来ているでしょうか?

というのを考えて、実行していくのが「多文化共生」のプログラムとなるのです。

JICA地球ひろば「多文化共生社会知らない私に出会う」企画展の展示内容は?見どころとは

きらびやかな各国の民族衣装

JICA地球ひろば「多文化共生社会 知らない私に出会う」企画展の見どころをご紹介します!

全てを紹介してしまうと行く楽しさがなくなってしまうので、あえて「正解」は書いていません。ぜひ実際に行ってみて、ご自身で確認してみてくださいね!

展示はスタンプラリー形式で見ていこう!

「多文化共生社会 知らない私に出会う」企画展は、5つのゾーンJICAの取り組みSDGsゾーンに分かれています。

スタンプラリー形式に回ることが出来ますので、まずは入口で「スタンプラリー」のカードをもらいましょう!

ラオス語で、自分の名前をスタンプ出来ます

「スタンプラリー」には、ラオス語で自分の名前をスタンプすることが出来ます!

自分の名前はどんな風になるかな?ぜひチャレンジしてみてください!

ゾーン1.違いに気づく「直感と発見のエリア」

まずは、「多文化共生」を知るための第一歩。

人によって「感じ方」の違いがあることに気が付くエリアです。

「おたま」と「急須」を使ってみよう

入ってすぐ、さっそく体験型の展示です。

「とある人」には使いにくい仕様になっています。一体なんででしょうか?

私も「使いにくい」と感じた人でした。何故なのかは、実際に体験して感じてみてね!

いかがでしょうか?さっそく体験型の展示から始まり、答えを知るとおぉーっと納得できるような展示です。

各国の特産品を触ってみよう!

各国の特産品が所狭しと並んでいます。

これ、全て触っても大丈夫な展示です。

どんな素材が使われているのか、どんな香りがするのか、など実際に触ってみて分かることもたくさんあります。

初めて見た!というものばかり。手に取って間近で見られるのが嬉しいですね!

ゾーン2.違いを知る「認識と理解のエリア」

「違い」に気づいたところで、今度は「違い」について理解を深めていきましょう!

日本では出世魚の「ブリ」、英語での呼び名は?

日本では、成長とともに名前を変える魚を「出世魚」と呼んでいます。

「ブリ」は、その代表格とも言えますが、英語でも使い分けているのでしょうか?

日本では「ラクダ」、アラビア語ではどのように呼ぶ?

日本では「ラクダ」はラクダですよね。

日本では、どんな働きをするラクダも一まとめに「ラクダ」と呼んでいます。

アラビア語では、働き方や種類の違いで「ラクダの呼び方」が変わってくるのだそうです。

他にも年齢や性別によって細かく呼び方を変えているんだって!

日本では馴染みの薄い「ラクダ」ですが、アラビア圏では「ラクダが生活に欠かせない存在」なんだ!ということがわかりますね!

2児のママ

もうこの時点で、「へぇー」の連続です。まだ半分も展示を見ていないのに、何回「へぇー」って言ったかな!?

世界には、私が知らないことがまだまだあるんだなぁという発見がありました!

サハラ砂漠の「砂」を触ってみよう!

ラクダ展示の隣では「サハラ砂漠の砂」を触ることが出来ます。

もちろん、砂漠の砂には初めて触りました!!想像していた感覚と違う!!なんとも不思議な感触です。

実際に触って確かめてみてね!

どこの国・地域のどんな文化なのかを知ろう!

この写真、何の写真に見えますでしょうか?

私は「乗り物」かな…?と思ったのですが、全然違いました…!!

答えをしったら、思わず「えー!!」と驚くような、想像もしていない物でした。

他にも問題がありましたが、どれも驚くような答えが多かったです。

ゾーン3.マイノリティになる「体験と共感のエリア」

JICA海外協力隊員の方々が体験した「海外の驚きの文化」を知ることが出来るエリアです。

あなたは誰を採用する?

面白い展示ですよね!裏に回ると、他の皆さんがどこに投票したのかを見ることが出来ます。

年齢や、国によっても考え方の違いがあると思うので、答えが割れそうですね!

国ごとの統計を出すのも面白そうです!

JICA海外協力隊員のエピソード

天井にもあるので、お見逃しなく!

その国では当たり前に行われている「文化」も日本人からすると「えっ??」ということもありますよね。

実際に海外で活動をされている海外協力隊の方のリアルなエピソードです。

「読む」だけでなく、実際にそこにいる「地球案内人(地球ひろばガイドさん)」の方からもエピソードを聞くことが出来ます。

「地球案内人」の方はどんな国に行って、どんな文化を体験してきたのかを実際に聞くことが出来る貴重な場ですね!

ゾーン4.共に生きる「共生と希望のエリア」

「多文化」への理解を深めたところで、次はどのように「共生」をしていくのか?を考えるエリアです。

実際の体験談をもとに、「多文化共生」へのヒントを探ります。

水道がない地域で「正しい手洗い習慣」を身につけるための活動

マダガスカルのように「水道がない地域」で、海外協力隊員の方が「手洗いの習慣」を啓発活動をしたエピソードです。

「文化の壁」を乗り越えて、受け継がれていく様子を見て感じることが出来ます。

ゾーン5.共生をつくる「思考と対話のエリア」

共生へのヒントを学んだところで、どのように「多文化共生」を実行していくかを考えるエリアです

ピクトグラムの伝わる力

東京オリンピックでも話題となった「ピクトグラム」

言語の壁を越えて、世界中の人にもパッと伝えることの出来る「絵で伝えるサイン」です

ここではオリジナルの「ピクトグラム」を書いてみることが出来ます。世界中の人に伝わる「ピクトグラム」を私たちも考えてみましょう!

おもちゃのバリアフリー「共有玩具」ってなんだ?

「共有玩具」とは、障害の有無にかかわらず、目や耳が不自由な子供たちと一緒に遊べるように配慮され、製造・販売されている玩具です。

「くもんの世界地図パズル」もその一つです。

このパズルは置く場所に凹凸があり、視覚に障害のある方でも遊べるようになっています。

JICA(ジャイカ)の取り組みとは?

国内での外国人材受け入れや、多文化共生支援、世界各地で活動するJICA海外協力隊の歴史を学ぶことが出来ます。

世界の珍しい楽器

海外協力隊員の方たちが出会った各国の珍しい楽器たちです。

実際に触って、弾いてみて大丈夫です!ぜひ体験してみましょう

SDGsを学ぶゾーン

企画展と同時に、SDGsを学べるゾーンがあります。

世界各国のSDGs達成状況を知ろう!

各国のパネルを差し込むと、SDGsの達成状況を知ることが出来ます。

さて、日本の達成状況は世界で何番目になるでしょうか?

もしも水道がなかったら?村まで水を運んでみよう

お水の入ったバケツを持って、村まで水を運ぶ体験をしてみましょう。

実際にやってみないとわからないことってありますよね。思った以上に重く、大変でした。

SDGsパズル

2Dでも3Dでも遊べるSDGsのパズルです。

結局のところ「多文化共生」とは何なのか?

多文化共生に「正解」はありません。

一人ひとり、感じ方も考え方も色々な答えがあってもいいのです。

親子で、友人で、先生と、感じたことを他者と対話することで、より考え方を深めることが出来そうですね!

JICA地球ひろば「多文化共生社会 知らない私に出会う」企画展に行って感じたこと、まとめ

今回の「多文化共生社会 知らない私に出会う」企画展に行き、

一人ひとりが考え、理解を深め、考え続けることこそが「多文化共生」の社会へと繋がっていくのかなと感じました。

一人ひとりの力は小さいものかもしれませんが、「知る」ことは大きな原動力となり、行動に移すきっかけにもなりますね!

ユネスコでは、早期から「グローバルシチズンシップ」を経験してきた子供たちは、何か揉め事が起きた際にも、お互いを尊重し、平和的に紛争を解決できる力を身に着けることが出来るとしています。

私たちが「多文化共生」を学び、考え、子どもたちに受け継ぐことによって、平和な世界を築くことが出来ればいいな…と今回の取材を通じ、とても大きな学びを得ることが出来ました。

「多文化共生」には正解も終わりもないかもしれないですが、対話を続けること、学びを続けることはとても大切なことだと感じました。

ぜひ、皆様も「JICA地球ひろば」で「多文化共生」への自分なりの答えを見つけてみてはいかがでしょうか?

JICA地球ひろば市ヶ谷へのアクセス、基本情報

〒162-8433
東京都新宿区市谷本村町10-5

営業時間、開館時間、休館日

体験ゾーン

  • 開館時間:10時から18時
  • 休館日:毎月第1・3日曜日

J’s Cafe(ランチ)

  • 営業時間:11時30分から14時(平日)
  • ランチタイム:11時30分から14時(平日)
  • 休業日:土曜日、日曜日、祝日、その他別に定める日(貸し切り営業日等)

アクセス、電車の最寄り駅

JR中央線・総武線 「市ケ谷」 徒歩10分
都営地下鉄新宿線 「市ヶ谷」A1番出口 徒歩10分
東京メトロ有楽町線・南北線 「市ケ谷」6番出口 徒歩8分

所要時間はどれくらい?

体験型展示がたくさんありますので、時間をとってゆっくり見て回るのが楽しいです!

1時間~3時間弱くらいと考えておきましょう!

企画展「多文化共生社会 知らない私に出会う」の開催期間はいつまで?

開催期間: 2025年6月18日(水)~12月4日(木)まで

予約は必要?

個人的な一般見学の場合、予約は不要です。開館時間内であれば、自由に見学をすることが出来ます。

社会科見学や、団体訪問の場合には、事前予約が必要になります。

入館料はかかる?料金は?

入場無料で、入館費用は一切かかりません。

企画展も無料で見学することが出来ます。

注意点

市ヶ谷駅からJICA地球ひろばへ向かう最短ルート(左内坂を通るルート)の坂が急こう配となっています。

ベビーカーを押して向かわれる方、小さなお子様とご一緒の方、車いすをご利用の方は、「バリアフリールート」を使って向かうことをおすすめします。

(画像引用:JICA地球ひろば)

全8か所のJICA地球ひろば「体験型施設」

今回、私が見学にいったのは東京市ヶ谷にある「JICA地球ひろば」ですが、

他にも全8か所の「地球ひろば」があります!

皆さんのお住まいの近くにもあるかもしれません。近くになかった!という方には、オンラインツアーもおすすめです。

>>全8か所の地球ひろばを見る

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この記事を書いた人

日々子育てに奮闘中の2児のママです。
子育てやお出かけの情報をメインに書いています。

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